日々の雑感帖。小説は25pmにて公開しています。
私に利益の入るアフィリエイト等はございません。

 

『f植物園の巣穴』

梨木香歩『f植物園の巣穴』読了。『家守奇譚』の続編を期待して読んだ『冬虫夏草』が思っていたのと少し違い、装丁が似ている3作品の最後として読んだ本書。『家守奇譚』と非現実世界を描いた『裏庭』を混ぜたような作品で、非現実色が出てくるたびにどうにか現実側に戻ってくれと願いなら読んでいた。『裏庭』も好きで、親しい友人に贈って喜んでもらえたことがあったほど素敵な作品だと思っているが、今の私は『家守奇譚』と同じ世界の同じ文体の作品を渇望している。

 

wikipediaを覗くと、

以下引用〈梨木はこの作品を「料理人が作る自分用の賄いのようなもの」と位置づけている。『沼地のある森を抜けて』で敢えて得意分野とする植物を登場させないという選択をしたため執筆に行き詰まることがあり、バランスを保つために平行して書くようになったのが本作のきっかけである。〉 引用終わり

とある。

声を大にして言いたい。梨木さんもっと賄いを作っていただけないでしょうか。お願いします。