2019-11-12 センセイの鞄 創作の消費 川上弘美『センセイの鞄』を読んでいます。これはいい。短文が重なっても味があるのは、著者の言葉選びと拍子の取り方が心地いいから。そこから全く知らない著者の人柄を想像してしまうのはいきすぎか。 勝手に昔の作品かと思っていたら2004年初版で、あの頃に書かれたのかと思うと余計に郷愁を感じるのは、爺さんになってきた証拠。それもまた善し。