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朝井リョウさん

NHKのこの記事を読み、考えの深さに震撼した。


気になった部分だけを乱暴ながらまとめてみる、以下。

学校内の順位を公表しないことや、個人を点数づけしないシステムが広がり、これまでの概念で一律に人を評価するのはおかしいという風潮ができてきた。多様性ということだ。これまでの点数制から解放はされたが、自分らしさ、というものを探す苦労が始まった。これを突き詰めていくと自己批判をせざるをえなくなり自滅してしまう。自殺だったり時には事件となる。

以上。

 

経路は違えど自己批判に行きつくとは私も思っていましたが、それが誤った道で昨今の事件に繋がるというところまで導いた朝井さんはすごい。本にはその続きが書いてあるのだろうか、読んでみたい。

 

またインタビューの中で、インフラの整っていない国からすれば何が生きにくいのかと言われるが、それはそこらじゅうに実際にあるのだというような旨を仰っている。

 

それなら逆説的に、インフラの整っていない国にあって私たちに失われたものが分かれば、それを解決できるのではないかと思う。共通の価値だったり濃い人間関係だったりだろうか。しかし共通の価値は多様性ということで捨てたし、濃い人間関係だってわざと捨ててきた節がある。

 

生きづらさ、というより息苦しさ、というほうが私にはしっくりくる。共通の価値観や濃い人間関係を失ったっ結果、日本独特の慮る性質が個人の中に滞留してしまっている気がする。