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グレート・ギャツビー

スコット・フィッツジェラルドさん 『グレート・ギャツビー』 を読みました。面白かったというか、いい雰囲気を感じる本だった。ただ外国の流儀みたいなのがよく分からないので戸惑うことがあったり、村上春樹さんが訳しているのですが、読んでて明らかに村上さんの文なので、ちゃんと訳してくれているのか不安だったり。しかしそのあたりは訳者あとがきで納得できました。

(引用)翻訳すると、そこからは否応なく多くの美点が損なわれ、差し引かれていく。(中略)だからこういう小説は原文で読んでいただければいちばんいい、(中略)僕は要所要所で、小説家としての想像力を活用して翻訳をおこなったということだ。もし僕が作者であればここの部分はどういう風に書くだろうと想像しながら(引用終わり)

これは私が思っていたことと重なる。小説を読み始めたころ、スティーヴン・キングさんなど外国の本ばかり読んでいたことがあったのですが、梨木さんの 『家守綺譚』 を読んで日本や日本語のきれいさに気づくことができました。訳すとどうしても表現・ニュアンス・リズム・雰囲気など、まさに“多くの美点が損なわれ”る。原著を読んでみようとしたこともありましたが無理でした。また一時期、外国で暮らしたいと思っていたこともありましたが、梨木さんや森絵都さんの作品に触れ、日本の素晴らしさを実感し、やめたりもしました。いろいろあるけれど日本は素晴らしい。


グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)