日々の雑感帖。小説は25pmにて公開しています。
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センセイの鞄

川上弘美センセイの鞄』を読みました。いい本でした。文がシンプルで淡々としているのに味があり、衝撃を受けました。話も純文学然としていてとても好きです。これは枕元行き決定です。

 

この本は半ばまで読んでから熟成させていたのですが、ソファを買ってから2日で残りを読んでしまいました。以前はベッドに寝ころんで読んでいて、そうするとうつぶせでは腰が痛くなり、仰向けになれば手が疲れ、横向きでは首がおかしくなると、長時間読むのは気合いと忍耐が必要でした。

 

読書にちゃんとした椅子を使うという記事をたまたま読んで買ってみたソファ、どうして今まで読書環境を整えなかったのかと本気で後悔しているほど楽々読めます。帰宅後の時間は、ゲームからYoutubeになり今は読書です。ただ部屋が異様に狭くなってしまい、代償としては安いのだと思いこむことも必要なようです。

犬神家の一族、砂の器

映画『犬神家の一族』を見ました。雰囲気は素晴らしかったのですが話の筋が単調でそこまで入り込めませんでした。

 

映画『砂の器』を見ました。これは本当に素晴らしい。いちばん好きな映画になり、今も隣の画面で再び流れています。製作された1974年当時の生活や町並み、人柄などが今と比べられないほどよかった。主演の丹波哲郎さんも人としてかっこいい。ハンセン病を織り込んでより深みがある。人間はインスタ映えとか気取って上品に生きるより、泥臭く地を這って生きるのが似合うし、そこにこそ幸せがあるということ、最近自分が感じ実際にそのように生きていることと重なりました。

 

そうすると、コップひとつ洗うのにも、この夏の暑さの中を歩くのにも、こうやって部屋で文字を打っているのにも、四六時中すべてのものが心に染みてくるのです。ただ仕事の時を除いては・・・。そのおかげで帰ってからのビールは最高なのだけれど。今の私はそんなふうに生きている。

PSYCHO-PASS

アニメ『PSYCHO-PASS』を4シーズン分見ました。雰囲気やストーリーは製作者が視聴者を第三者視点で見て計算ずくで作られているし、登場人物は男からも女からも本能的な魅力を誘うよう作られています。そしてグロテクスさも心理学もアクションも喜怒哀楽も欲望もクラシック音楽も、視聴者に受ける要素をありったけ詰め込んでいます。人の本能に訴える計算されたあざとさがこれだけ詰まっているのに、くどく嫌味になりすぎないのは、延々とすべてを垂れ流すのではなく、ストーリーが進行する中で必要となった要素だけぽっぽっと出すのが理由だと思います。エンターテイメントとして最高です。

文学考

寝る前によく川端康成の『名人』を読む。この作品は実際に碁の対戦に立ち会った体験が下敷きになっていて、おそらくほとんどの部分が実体験なのだろうと思う。また三島由紀夫の『金閣寺』も実際の事件が元になっている。調べれば他にもそういう、実際の出来事を元にした小説を知らずに読んでいるのだと思う。

 

しかし、実際の出来事を書くのは文学ではなく作文ではないのか。実際にあったことなのか創作したものなのかということは、読み手が文を読み楽しむことには影響しないが、芸術作品としてみたときに、私には違和感がある。特に文豪と呼ばれる人でその作品が評価されている時には。

 

考えるに、私は単にいい文が読みたいのではなく、その人の創作の思念で創られた文を読みたいのだ。あぁ『名人』が創作であればどれだけすてきなことだったか。すべてを創作にするというのは難しいとしても、メインの下敷きにして書くのは避けたい。

遊びで書いているから放れる言葉なのかもしれない。

ゲーム考

ここ数か月、ゲームを一切やっていません。10年以上オンラインFPSやTPSを毎日のようにやり続けてきたのですが、ゲームをやることが無意識下での負担になっていることに気づき全てアンインストールしました。

 

ゲーム内のグループを自分で作っていた時期もあって、その場でしか知り合えなかった人達とVCやチャットで楽しく会話できたこと、グループのリーダーとしてメンバーといろいろ経験できたことが今も私の中で活きています。職場で初めてそのような立場になったときも、ある程度自信をもてました。また、様々な年齢・性別が一堂に会している中に居たため、それぞれの考えを許容できるようになりました。どれもそこでしか体験できなかったことです。

 

しかしゲームはゲームでストレスになることもあり、それなのに癖として毎日ログインしている変な自分がいました。またその間に現実時間を使っているということに気づいておらず、ゲームから離れてみると普段の生活がいかに良いものだったのか、あらためて感じます。その時間をこれまで飲まなかった酒を飲んだり、youtubeを見ることなんかに使っているのですが、それでも以前より充実しています。

 

PCの動作がおかしくなってきたため買い換えを検討しており、本当にゲームを卒業するなら発熱を抑えたものを買いたいのだけれど、万が一またやり始めたらどうしようと悩んでいる次第。

 

追記 香川県が平日のゲーム時間を60分までとする条例を制定したようです。「最近の若者は・・・」といったふうに、老人たちが井戸端会議で話す内容をそのまま県の決まりにしてしまったわけです。田舎のお年寄りの意見だなぁと笑えるところもありますが、上部組織が市民を管理する共産主義になったようでもあり、国内でこのようなことが起こったことに恐ろしくも感じます。

『キングダム』

アニメ『キングダム』を見ました。ストーリーがストレートすぎて私には合いませんでした。キャラクターは魅力的なのにもったいない、もっと練ればいいのにと偉そうに思ったり。

 

前回、私にも少しくらい支援金をくれーと書いたのですが、7日に出た緊急事態宣言で本当に大変な方がいらっしゃるため、やはり一部に厚く給付する方がいいなと思い直しました。それにしても人が亡くなっている状況でマスクを買い占めて高額転売している野郎だけは許さん。

 

読みかけの本を放置して、[爬虫類・両生類] All About|爬虫類・両生類・ヘビ・トカゲの飼い方を紹介を飼う予定もないのに、ほぉーと何度も同じページを読んでいたり、『家守奇譚』『名人』を何度目か分からないほど読み返しています。前者の本に関しては15年以上読んでいます。雰囲気に重きが置かれ文体に拘っていないため、文体の乱雑さが絶妙で、意図せず何十年も読める本になっていると思います。小説もどきを書くにはいろいろな本を読んだほうがいいのは明白なのだけれども、気に入った文を何度も何度も読み返すのが好きで困ります。私もいつかそんな文を書けるようになりたいものです。

第三十回文学フリマ東京 開催中止

出店予定でした文学フリマ新型コロナウイルスの影響で中止となりました。現状を考えると懸命なご判断だと思います。

 

かかっても治るからいいやということではなく、大勢が集まるイベント等へ行くそういう人を介して感染が拡大し、今もお年寄りが肺炎で亡くなっていっている状況を認識すべき。私も不要不急の外出を控えようと思います。

 

ただ20万円を低所得者だけに給付するという政府の案は、少し納得しにくい。給付金が税金であることを考えると、半額でもいいからそれ以外の人にも配ってもらわないと・・・さすがに0円では腑に落ちないなぁ。

 

世界中の感染者数・死亡者数増加のニュースを毎日みていると、ふとこれは現実なのだろうかと思う時があります。もし感染性の細菌兵器が撒かれればこんなものじゃすまないのだろうな。そうやって人類は終わるのかもしれない。

『ブシメシ!ごちそうさま』『武士の献立』

漫画『ブシメシ!ごちそうさま』を読みました。3冊中の完結編。江戸時代当時の食べ物が淡々と描かれているのを見ると、和食の良さをあらためて知る思いです。こういう味のある作品は何度も読めてしまうので困ります。最近だと毛色は違いますが、『BLAME!』を読み返したし、空気感がある作品はやはり良い。

 

映画『武士の献立』を見ました。当時の生活や雰囲気、心などを感じられました。昔からある和食は、長い間かけて作られてきたものだということを実感させられました。単なる料理についての映画ではなく、仇とか、年上の妻だったり、周りからの視線だったり、当時の秩序だったり、人情を掘り下げ汲み取っている点も素晴らしいと思いました。

 

これまで料理する際、揚げたり、炒めたりが多かったのですが、ふと、ほうれん草のおひたしを作ってみると感動で声がでてしまいました。子どもの頃は和食がそんなに美味しいとは思えず、青年期になっても洋食が美味しく感じられました。しかし今では原点回帰というか、和食のよさをあらためて感じ始めました。単純な美味しさという点では、どんなものでもずっと食べているとよさをだんだん感じなくなってきて、和食をずっと食べているときに揚げ物を食べたり、その逆だったりするとその変化に特別おいしく感じられるのは当然ですが、和食は続いても心が落ち着くというのが他の料理と違う気がします。そんなこともあり、最近は和食に関する作品や知識に興味が出てきています。

第三十回文学フリマ東京

2020年5月6日に第三十回文学フリマ東京に参加します。

前回の時に、後日委託販売するかもしれないと言いながら結局できなかったという後悔があるため、今回はきっぱり後日の委託販売はしない方針としたいと思います。

いま公開しているものの中からいくつか選んで薄い冊子を作るのですが、一つくらい新しく書きたい。